FocusShare: enabling multiple users to share focus points remotely

着目点の多地点間での遠隔共有ツール: FocusShare

English

本ページおよび本ページが参照しているファイルは、現時点では有効でない古い情報を一部含んでいることがあります

News

bullet書籍の章としてMultipoint Multimedia Conferencing System for Efficient and Effective Remote Collaboration が出版されました (2010年)
bullet論文 Multipoint Multimedia Conferencing System with Group Awareness Support and Remote Management が出版されました (2008年)
bullet「着目点の多地点間での遠隔共有ツール」のソースファイルがダウンロード可能になりました(2004年9月9日版)
bullet「着目点の多地点間での遠隔共有ツール」のWebヘルプがアクセス可能になりました(2004年7月20日)
bullet挙手表示や描画機能に対応した最新版の実行ファイルがダウンロード可能になりました(2004年6月30日)
bulletOpen.NIME のページからダウンロード可能になりました(2004年3月24日)
bullet 一部英語のページができました(2004年3月4日)
bulletIPv6/IPv4マルチキャスト用DirectShowフィルタのソースファイルがダウンロード可能になりました(2004年2月4日)
bullet最新版の実行ファイルがダウンロード可能になりました(2003年12月11日)
bulletFocus Share (フォーカスシェア)に含まれるDirectShowフィルターの使い方を少し解説しています(2003年12月3日)
bullet本ツールはおかげさまで、IPv6普及・高度化推進協議会主催のIPv6アプリコンテスト2003においてインプリ部門グランプリを受賞いたしました。ありがとうございました。
bullet(終了) 2003年10月7日(火)〜11日(土)に幕張メッセにおいて開催されるCEATEC JAPANのIPv6パビリオンにおいてデモをしていただける予定です。CEATEC JAPANにお出かけの際は IPv6パビリオンにお立ち寄りください(2003年10月3日)。

目的

IPv6/IPv4マルチキャストを有効活用し、動画、音声、着目点情報の多地点間での遠隔共有を容易にする

主な特徴・機能

bulletIPv6/IPv4マルチキャストの利用による多地点間での効率的なビデオ、音声、着目点情報の共有を容易にするアプリケーション
bullet多様な着目領域(着目点)の共有方式のサポート
bullet着目領域情報を詳細に示しながら周辺情報も示す
bulletFocus+Context提示の非線形ズーミングによる実現
bullet送信側において映像処理
bullet高解像度・高フレームレートで送信した着目領域と、低解像度・低フレームレートで送信した全体映像を受信側で合成・表示
bullet必要通信帯域を抑えながら着目領域を詳細に提示することが可能
bullet既存のコーデックを利用しながら領域によって解像度等を制御可能
bullet送信側と受信側の協調によるFocus+Contextの実現
bullet複数ユーザ間でのポインタの共有
bulletマルチキャストによるポインタ情報の交換によってユーザ数に依存しない効率的な共有の実現
bullet挙手表示等のポインタ形状のカスタマイズ
bullet映像上への描画機能による線画の共有の実現

Focus+Context表示

bullet非線形ズーミング
bulletマウスによって指定される着目領域(楕円形)はオリジナル解像度、他の領域は非線形に縮小 (着目領域に矩形も指定可能。大きさも指定可能)

         (図をクリックすると拡大されます)

bullet解像度・フレームレートの異なる映像の合成
bulletマウスによって指定される着目領域(矩形)は高解像度・高フレームレート、他の領域は低解像度・低フレームレート (着目領域に楕円も指定可能。大きさも指定可能)

     (図をクリックすると拡大されます)

ポインタ共有 (Telepointer)

bullet複数のユーザ間で着目点情報(マウス位置)をマルチキャストで交換し、ポインタを共有することが可能
bullet下の2つの図では3ポインタが共有されている

        (図をクリックすると拡大されます)

bulletポインタ形状設定
bullet下図のように形状をメニューから選択可能 ポインタの色の変更も可能

     (図をクリックすると拡大されます)

デモビデオ

bullet送受信の状況
bulletoverview.wmv (約20MB、要 Windows Media 9 Series Player)
bullet着目点情報の共有
bulletfeatures.wmv (約16MB、要 Windows Media 9 Series Player)

応用

bulletイントラネット等での講義・講演の配信
bulletFocus+Context 機能およびポインタの遠隔共有機能を用いることによって、実時間遠隔講義における講師からの着目点の適切かつ効果的な提示、および、受講者からの疑問箇所の直接的なフィードバック
bullet衛星通信を利用した遠隔講義配信
bullet衛星通信の広域性とIPマルチキャストの親和性の活用
bulletスペース・コラボレーション・システム(SCS)上での利用を検討
bullet着目点を共有する多地点遠隔ビデオ会議
bullet映像・音声に加えて、着目点(ポインタ)の多地点間での遠隔共有による適切な議論の促進
bullet複数地点間で着目点情報を容易に交換できるようにすることによって双方向会議などの円滑化

ダウンロード

bullet2004年9月9日版
bullet FocusShare、送受信アプリケーションマニュアルのダウンロード(2004年9月9日版、2.9MB)
bullet FocusShare、複数映像の受信アプリケーションマニュアルのダウンロード(2004年9月9日版、611kB)
bullet FocusShare、実行ファイルのダウンロード(2004年9月9日版、約9.2MB)
bullet FocusShare、DirectShowフィルタのソースファイル(2004年9月9日版、約661kB)
bullet FocusShare、実行アプリケーションのソースファイル(2004年9月9日版、約610kB)
bullet以前のバージョン
bullet2004年6月30日版
bullet主な更新
bulletユーザインタフェースを変更し、設定が容易になるようにしました。
bullet挙手表示や映像上への線画の描画ができるようになりました。
bulletUSB PCカメラ対応、対応コーデックの充実を図っています。
bulletヘルプ
bullet「着目点の多地点間での遠隔共有ツール」のヘルプ
bullet下記のマニュアルをWeb化したものであり、内容は同一です。
bulletReadMe
bullet2004年6月30日版テキストファイル
bulletマニュアル
bullet「着目点の多地点間での遠隔共有ツール」マニュアル
bullet2004年6月30日版PDFファイル 約2.9MB
bullet送信アプリケーション、受信アプリケーションに関しての説明を含んでいます。
bullet「複数映像の同時受信ソフトウェア」マニュアル
bullet2004年6月30日版PDFファイル 約610kB
bullet複数の送信アプリケーションからの映像を受信し、サムネール表示したりすることができるアプリケーションを含んでいます。
bullet実行ファイル等 (上記のReadMe およびマニュアルも含んでいます)
bullet2004年6月30日版 ZIPファイル 約6.3MB
bulletメディア教育開発センター(NIME)の教育支援システム研究公開サイト Open.NIME ( http://open.nime.ac.jp ) において以下を公開中です。FocusShareのページ( http://open.nime.ac.jp/software/focus/ )からダウンロードしてください。
bullet2003年12月11日版プロトタイプ
bullet実行ファイル等 (マニュアルを含む。ZIPファイル 約4.5MB)
bulletUSB PCカメラ対応、対応コーデックの充実を図り、以前よりも多くの環境で試していただけると思います。
bulletマニュアル (PDFファイル 約2.5MB)
bulletソースファイル等
bulletIPv6/IPv4マルチキャスト用DirectShowフィルタのソースファイル(ZIPファイル 約130kB)
bulletさらに以前のバージョン
bulletマニュアル
bullet2003年9月30日版 PDFファイル、約2.5MB)
bullet実行ファイル等
bulletIPv6アプリコンテストのサイトにて 以前のプロトタイプ版を公開

IPv6利用時の注意事項

IPv6 で利用するためには下記の条件を満たしている必要があります。IPv4では動作するが、IPv6で動作しない場合には下記をご確認ください。

bulletWindows XP SP1(以降)である
bullet IPv6プロトコルが利用可能になっている(インストールされている)
bulletインストール方法については Windows の「ヘルプとサポート」において「IPv6」を検索してください。インストール方法および動作確認方法の項目を見つけることができます。
bulletIPv6 Internet Connection Firewall 等によってUDP(マルチキャスト)がブロックされていない。
bulletIPv6 Internet Connection Firewallはデフォルトで自動起動になっていますので、一般に設定が必要です。
bulletコマンドプロンプトで、
    netsh firewall set adapter ネットワークインタフェース名 filtering=disable
として対象のネットワークインタフェースでのフィルタリング(ブロック)を停止させることができます。How to configure Windows XP firewall for IPv6 multicast なども参考にしてください。対象のネットワークインタフェースでは、ファイアウォールによるフィルタリングが機能しなくなりますのでご注意ください。
bullet別の方法は、「コントロールパネル」の「管理ツール」の「サービス」でIPv6 Internet Connection Firewallを停止させることです。ただし、停止させることによってIPv6のファイアウォールが機能しなくなりますので、ご注意ください。
bullet他のファイアウォールソフトを利用している場合には、その設定をしてください。
bulletWindows XP SP2 によって IPv4 でもファイアウォールがデフォルトで起動されるようになるために、IPv4利用の際にもファイアウォールの設定が必要になる予定です。

DirectShowフィルターの使い方

本ツールに利用されているソフトウェアモジュールであるDirectShowフィルターは他のアプリケーション開発においても使用可能です。Microsoft DirectShow (DirectX) SDK に含まれている GraphEdit を利用して簡単に機能を試すことができます。

ツールには、以下の DirectShow filter が含まれています。これらのフィルタの使い方を簡単に説明しています(作成中)。 ここで説明しているフィルタは、2003年12月11日版プロトタイプに含まれるものです。

bulletIPv6/IPv4でのデータ(DirectShowのメディアサンプル)の送信
bulletIPv6/IPv4でのデータ(DirectShowのメディアサンプル)の受信
bullet映像フォーマットの変換
bullet非線形ズーミング
bullet2映像の合成(解像度・フレームレートの異なる映像の合成で利用)
bulletマウス位置の取得(DirectInputを用いています)
bullet映像とポインタ情報の合成
bullet4映像の合成(本ツールでは利用していませんが、4画面合成に利用できます)

本件に関する連絡先

〒263-8522 千葉県千葉市稲毛区弥生町1-33
千葉大学大学院 融合科学研究科
情報科学専攻 知能情報コース

home 大澤 範高  (Noritaka OSAWA)

不具合情報、ご意見、ご感想等を歓迎いたします。